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【連載】附属施術所(はりきゅう)研修生の日々

2017年02月20日


〜第11回目:2年の研修を振り返って〜

どの様な仕事でも日々の研鑽が大切です。そして、我々鍼灸師は医療従事者である以上、患者さんの身体へ関わる責任感が大切と言えます。

今回は2年の研修を修了した台さんにお話を伺いました。台さんの考えた自身の課題や臨床において感じた責任感、皆さまはどう感じるでしょうか。

 

【2年研修修了者・台さん:2年の研修を振り返って】

研修生の日々1.5

「2年間の研修を通じて何よりも身に付いたことは、病態把握の重要性やリスク管理の姿勢です。元々、研修に参加するにあたり、医療者である以上、患者さんの不利益を未然に防ぐことは何よりも大切であると感じていました。

 

そのため、私がまず初めに行ったことは、臨床上多く遭遇すると聞いていた頚上肢や腰下肢、関節部の徒手検査法のトレーニングでした。元々学生時代は苦手であった徒手検査法を深く理解しトレーニングする過程で、身体の構造や機能の理解を身に付けようと思ったからです。また、それと同時に研修で患者さんを担当する際は、バイタルサインの確認や緊急を要する病態について意識掛け、出来得る限りのリスク管理に努められるよう研修に臨みました。

 

それでも、実際に患者さんを目の前にすると上手くできないこと、検査や病歴聴取からの推論が整理出来ないこと、心の中で汗をかく日々でした。

ただ、先生や先輩に導いていただきながら、目の前の患者さんと向き合う中で、研鑽し成長出来たのではないかと思います。

 

現在、私は訪問鍼灸・マッサージと指圧治療院で働いています。そこでは、糖尿病、高血圧、リウマチなどの基礎疾患を罹患している患者さんが多くいらっしゃいます。また、現場では短い時間での臨床が多く、問診をしながら検査をすることもしばしばあります。その時に、研修においてトレーニングした検査法や繰り返し意識掛けたリスク管理の思考が、今の私の基礎となっています。

 

そして、現在はずっと関心を高く持っていた美容(鍼灸)領域について、学生時代の恩師より学んでいます。美容領域においても、お顔の悩みだけでなく複数の症状を抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。その際も、リスクを気づく視点=病態を鑑別することの重要さを感じています。この2年間は私の医療者人生にとってかけがえのない時間となっています。」

 

自身の課題を明確にし、一つ一つ解決していくことは、職業人としてとても重要な取り組みであると言えます。

これからも研修生と共に、患者さんへ貢献して参ります。

報告:附属施術所(はりきゅう)藤田 洋輔


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