理事長ごあいさつ

学校法人呉竹学園 理事長
坂本 歩

私共、呉竹学園は、大正15年に創立し、爾来90余年にわたり鍼灸、あん摩マッサージ指圧、柔道整復の教育に携わってまいりました。創立当初、伝統医療の体系的教育機関は皆無に等しく、手作りの教育からスタートしましたが、その後徐々に洗練され、現在では他に類を見ない実践的教育機関として発展してまいりました。故に、呉竹学園の歴史は、我が国の伝統医療教育の歴史といっても過言ではありません。

しかし、国民が求める医療が変化しつつある今、そのニーズに応え得る医療人養成も大きな転換期を迎えていると考えております。

即ち、医の東西を問わず豊かな知識と技術を備え、全人的医療を施すことの出来る医療人の育成こそ、我が学園の使命であると認識しているところであります。

この度、大宮の地に大宮呉竹医療専門学校を設置いたしますのも、本学の教育目標である医療人に対する完結的教育を施すためであります。従って、この新しい施設では、卒前、卒後の教育に対応できるものとなっており、また、最新の教育設備の他に医療施設を附設し、東西医学の交流を図りながらその実践を直接教育にフィードバックできる体制を整えております。将来、社会に貢献する医療人を目指されている皆様が、本学で共に学び、経験を積み重ねていただければ幸いです。