この学科の特長
1 臨床教育に特化した1年間の卒後専門コース
はり師・きゅう師の有資格者を対象とし(取得見込み者のエントリーも可)、はりきゅう臨床の場で即戦力となる臨床力の向上、開業を見据えた臨床教育に重点を置いた高度教育(Advanced Education)を行います。
2 総時間数の約9割を占める圧倒的な臨床研修量
「臨床研修Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」がカリキュラムの中核をなし、基礎技術の確認から学内施設・学外施設での実践的研修まで、段階的かつ実践的な臨床経験を積むことができます。
3 医療機関と連携した実践的な学び
附属クリニックにおける診療の陪席や、専門科目の「医鍼連携」を通じて、医療機関と連携しながら地域医療を担うための専門知識を涵養し、医鍼連携を実践できる専門的人材を育成します。
4 働きながら学べる柔軟な学習環境
授業は午前中心で進行するため、仕事と学業の両立が可能です(前期は週1回程度15:00まで授業を行います)。また、はりきゅう療養費を取り扱うための要件「施術管理者」となるために必要な1年間の実務経験を、臨床研修Ⅱ・Ⅲをとおして積むことができます。
5 開業・起業双方を見据えた人材育成
生活者に寄り添う地域医療の一角を担うべく、開業までの具体的なステップを示し、また、高度な知識・技術をもって企業内で指導的立場を担える人材の育成も目指します。
授業の流れ
1年(31単位・840時間)、前・後期制。
「講義」「演習」「実習」の3分野から構成されます。

1年次(31単位 840時間)
はり師・きゅう師に認められている開業権を活かし、医療機関と連携して地域医療の一角を担える人材、および高い知識・技術を備えた施術者として企業の中で指導的な立場を担える人材の育成を目指します。
前期は、はり師・きゅう師として必要な基礎技術の再確認(臨床研修Ⅰ)に始まり、講義科目の「あはき師の業務」・「医鍼連携」を履修します。5月からの平日午前中は、学内施術所にてグループ研修(臨床研修Ⅱ)を行います。9月には前期の総括として症例報告を作成し、発表とカンファレンスを行います(症例報告)。
10月からの後期は、平日の午前中を、学外の施術所や附属医療機関にて、経験と学びを深化させる臨床研修Ⅲが中心です。2月には後期の総括として症例報告を作成し、発表とカンファレンスを行います。
講義分野
■あはき師の業務(2単位・30時間)
あはき業を行うにあたって必要となる①各種届出(保健所への業務開始届・施術所開設届の実際、税務署への開業届)、②療養費制度の概要、③税務(確定申告を中心に)について概説します。また、施術所経営に伴うリスクマネジメントとして、①法令遵守と、②施術に伴うリスク、の2つの観点から概説します。
■医鍼連携(1単位・15時間)
現代医療の中におけるはり師・きゅう師の役割と、求められる資質についての講義です。①鍼灸医療のエビデンス(最新の動向)、②医療機関におけるはり師・きゅう師の業務、③家庭医と連携するための心構えと準備、④専門医と連携するための心構えと準備、を中心に全8回の講義を展開します。
演習分野
■症例報告(3単位・45時間)
症例報告書の作成と発表・カンファレンス。症例報告書の作成および発表、カンファレンスを通して、臨床経験を整理・考察し、根拠に基づいて説明する力を養います。
実習分野
■臨床研修Ⅰ(はき臨床技術)(3単位・90時間)
刺鍼・施灸技術の基本と、医療面接・診察能力の確認、および汎用経穴の取穴確認を行う実習です。臨床研修Ⅱにおいて必要な最低限の臨床能力を身に着けることを目指します。
■臨床研修Ⅱ(11単位・330時間)
鍼灸臨床の質の向上を目指したグループ実習です。指導教員のもと、新患および再診患者に対し的確な病態把握と施術、およびカルテ記入が実践できるレベルに到達することを目指します。
■臨床研修Ⅲ(11単位・330時間)
学外施設、呉竹メディカルクリニック、大宮・東京・横浜の各グループ校附属はりきゅう施術所における研修をローテーションし、一人で1日に複数の患者を施術することにより、鍼灸臨床の経験値を高め、医療従事者としての資質を向上させるための実習です。
1週間の時間割例


