柔道整復科 Ⅰ部

医療から介護、スポーツまで、
目指す分野で活躍できる人材を育成します。

この学科の特長

1 全日制ならではの充実した授業構成

全日制コースならではの充実した授業構成により、柔道整復に必要な知識と技能を着実に修得。基礎分野から専門分野に及ぶ医学知識はもちろん、一般教養も養えます。

2 理論と実技をしっかりと学べる!

柔道整復学の根幹である理論と実技を3年間、徹底的に学び、医療人に必要とされる基礎医学・臨床医学の高度な能力を養成します。

3 将来に役立つ特別講座

目指す分野や目的に合わせて選べる多彩な特別講座を設置。より専門的なスキルや幅広いフィールドで役立つ技術を学べます。

特別講座の例
柔整手技療法講座、アスレチックリハビリテーション講座、スポーツトレーナー講座、サービス介助論、超音波医用画像講座、手話講座など

4 国家試験をこまやかにサポート!

国家試験を強く意識したカリキュラムに加え、徹底した国家試験対策サポートを展開することで、国家資格の取得をこまやかに支援します。

5 企業との連携で専門技能が身につく!

文部科学省「職業実践専門課程」に認定された、企業・団体等と連携した職業教育を実施。高度な専門技能を実践的に修得します。

 

目指せる資格

本校で取得を目指す資格は、いずれも開業権のある医療系国家資格です。

柔道整復師(国家資格)

柔道整復は、柔術をルーツとする日本古来の伝統医術に、現代医学の医療技術を融合した治療法。骨折や脱臼、ねんざ、打撲などのケガを、体表面から整復・固定術などを駆使して治療します。そのため、柔道整復師は骨・筋肉・関節・腱・靭帯など運動器のスペシャリストとして認知されており、スポーツ分野でも重要視されています。

柔道整復師になるには

柔道整復師になるには、国家試験に合格し、「国家資格」を取得する必要があります。国家試験の受験資格は、柔道整復師養成施設として認められている専門学校・短大・大学で学び、卒業することで得られます。

国家試験合格実績

 

将来の活躍の場

 

授業の流れ

年次ごとに、基礎、応用、実践へと段階的に積み上げる学習システムです。

1年次(39単位 981時間)
基本に徹した学びで基礎を固め、医療人としての自覚を確立。

柔道整復の基礎知識と基本技能の学習を通じて、基礎力をつくると同時に医療人としての自覚を持たせます。

基礎分野
総合基礎Ⅰ(生物・生命科学/コミュニケーション演習/医療英語演習/コミュニケーション心理学)

専門基礎分野
人体構造学Ⅰ、人体機能学Ⅰ、健康の意義、柔道Ⅰ

専門分野
運動器学、骨損傷学基礎、関節損傷学基礎、基本的治療法、総合柔道整復演習、臨地実習Ⅰ

特別講座(自由選択)
スキルアップ講座Ⅰ【トレーニング講座(スポーツトレーナー講座)/コミュニケーション講座(サービス介助論、手話講座)】 他

2年次(42単位 1,028時間)
臨床医学に基づき、応用力や探求力を向上。

臨床医学に基づいて各論を学びながら、柔道整復師としての応用力や治療家としての探求力を高めていきます。

基礎分野
総合基礎Ⅱ(医用英語Ⅰ・Ⅱ/化学)

専門基礎分野
人体構造学Ⅱ、人体機能学Ⅱ、疾病の成り立ち、運動器診断治療学、内科診断治療学、外科診断治療学、人体機能回復論

専門分野
上肢の損傷学Ⅰ、下肢の損傷学Ⅰ、体幹の損傷学、総合柔道整復演習、臨床実習Ⅰ、臨地実習Ⅱ

特別講座(自由選択)
スキルアップ講座Ⅱ【アスレチックリハビリテーション講座/柔整手技療法講座/柔道教室】

3年次(34単位 869時間)
臨床実習で臨床力を養い、実技審査と国家試験に対応。

臨床実習を通じて実践的な技能と患者さまへの対応力を磨くとともに、認定実技審査と国家試験に向けた強化学習を行います。

専門基礎分野
人体構造機能学、柔道整復の適応、関係法規、柔道Ⅱ、社会保障制度

専門分野
柔道整復と基礎医学(人体構造学/人体機能学)、上肢の損傷学Ⅱ、下肢の損傷学Ⅱ、柔道整復と臨床医学(病理学/整形外科学/内科学/外科学/リハビリテーション)、臨床的治療法、総合柔道整復演習、臨床実習Ⅱ

特別講座(自由選択)
スキルアップ講座Ⅲ【超音波医用画像講座/アスレティックトレーナー講座】

   :業界と直結し、企業等と連携した実践授業(2024年度)
臨床実習、臨地実習の一部は、1・2年次は夏季・秋季の時間外、3年次は夏季の時間外にも実施。
※ 総合基礎の科目が免除される基礎科目履修免除制度あり。

1週間の時間割例

講義、実技、特別講座をバランスよく配したカリキュラムを展開します。

授業例

特別講座【スポーツトレーナー講座】

スポーツの現場で実際に使われているテーピングの技術を学びます。

柔道Ⅰ

柔道整復師の技術のより所である手技の理解、人格形成、心身の鍛錬を目的に、柔道の基本的動作を体得します。

特別講座【手話講座】

聴覚障がいを持つ患者さまとのコミュニケーション方法として手話を学び、聴覚障がい者に対する理解を深めます。

 

在校生インタビュー

柔道整復科Ⅰ部
水村 咲貴さん

すべての学びが将来に役立つもの。夢に向かって日々、学びを深めています。

目標は、急性外傷にも対応できる治療家になることです。授業はとてもこまやかで、難しいポイントは補習で理解を深めることができます。その手厚い指導や充実した学習環境の中で、自分から学ぶ習慣ができました。すべてが現場で必要な知識や技術なので、コツコツと学び続けたいと思います。